地域連携テクノセンター

平成29年度の公開講座及び教養講座

公開講座(小中学生対象)

○ 都城高専ランニング教室

8/7(休講)、8/8、8/9、8/16、8/17、8/23(全6回)  受講人数:19人
参加料(保険料等):800円  対象者:小学校3~6年生

この講座は、「足が速くなりたい」、「運動会などに向けて速く走るコツをまなびたい」など、主に短距離走への意欲や関心を持っている小学生を対象に実施しました。定員を超える参加希望があり抽選となってしまいましたが、全6回(うち1回は台風のため休講)の日程で、速く走れるための基礎練習、50m短距離走などの記録測定、ハードルやジャベボール(投げると音が鳴る簡易の安全なボール)など、幅広い運動を行いました。
参加者アンケートでは、「スタートの練習や走る基本を教えてもらって、とてもためになりました。毎回とても楽しみでした。」、「速く走るコツが分かったので、運動会で頑張ります。」、「ハードル走やボールを投げることも楽しかった」などの感想が寄せられました。


○ クリップモーターを作ろう

8/18  受講人数:29人  参加料(保険料等):100円  対象者:小学校(4年生以上)、中学生

この講座は、ものづくりの面白さを体験させると同時に、講義を通してモーターや再生可能エネルギーへの関心、電気系分野に興味をもってもらうことを目的に実施したもので、モーターを実際に作製し、電源に乾電池や太陽電池を用いて、その動作を確認しました。またモーターや太陽電池の原理などの講義もあり、アンケートでは「身近な物でモーターを作ることは楽しかった」や「モーターや太陽電池の仕組みがよくわかった」などの感想が寄せられました。


○ おもしろメカニカルワールド-ロボコン教室-

第1回:8/19 第2回:8/20
受講人数:第1回 15人 第2回 13人   参加料:無料  対象者:中学生

「簡単な道具を使って作品を製作することにより、機械工作の楽しさを体験すること」、「自作製品を使って競技を行うことで、ロボットをコントロールする楽しさと難しさを体験すること」を目的に、用意された部品を組立てて競技用ロボットを製作し、完成したオリジナルロボットでの競技会も行いました。
参加者からは、「昨年も参加しました。講座の内容が進化していてわくわくしました。」「難しかったけど、達成感がすごかった。ものづくりに興味がわいた。」「プログラミングが大変だった。色んな技術でロボットが動いていることを知った。また、参加したい。」などの感想が寄せられ、参加者や保護者のにこやかな表情が印象的でした。


○ ロボットをつくろう(小学生の部)(中学生の部)
 -全日本小中学生ロボット選手権2017 都城高専地区予選-

ロボット組み立て講習会:9/2 ロボット競技会:10/7  受講人数:小学生 16人、中学生9人
参加料(保険料等):100円  対象者:小学生(4年生以上)、中学生

この講座は、ものづくりの面白さを体験し、さらに創造性を育む目的で実施しました。講習会においてロボットのキットを組み立て、後日開催された競技会までにそれぞれでロボットを改良してもらいました。参加者は本校学生のサポートのもと、熱心に製作し、アンケートでは「今回初めてロボットの製作をしました。組み立てるのがむずかしく、大変だったが、とても楽しかった」「3回目だけど、今回の競技もとてもおもしろそうだなと思いました。競技会までに、しっかり改造したい」などの感想が寄せられました。競技会の結果は、こちらをご覧ください。
また、競技会の優勝および大会主催者推薦1名の合計2名は、平成29年12月17日に和歌山県御坊市立体育館で開催された「きのくにロボットフェスティバル2017・全日本小中学生ロボット選手権」に都城高専地区代表として出場しました。小学生の部に参加した都城市立明和小学校5年の横山真之介さんは全国3位になり、中学生の部に参加した曽於市立大隅中学校1年の中村竜之介さんは「レスキュー大賞(消防庁長官賞)」を受賞するなど、全国大会においても活躍してくれました。全国大会の結果は、こちら(小学生の部)(中学生の部)をご覧ください。(和歌山高専のホームページでも公開されています(外部リンク))

小学生の部の様子

中学生の部の様子


○ 日本建築学会九州支部宮崎支所文化事業 熊本城の今

12/9  受講人数:35人(中学生6人、付添者・一般参加者29人)
参加料(旅行傷害保険料):100円  対象者:中学生と保護者および一般

平成28年(2016年)に発生した熊本地震で被害をうけた熊本城天守閣(熊本市立熊本博物館分館)の見学を通し、地震の被害と再建の様子を見学しました。見学は熊本城の二の丸広場を出発し、戍亥櫓、宇土櫓、天守閣、開かずの門、瀬戸口門をまわり、熊本市役所展望フロアから熊本城全体を見下ろすコースで実施しました。途中大小天守の崩壊の状況、再建の現状の解説を受けたりしながら見学を終えました。参加者からは「城の構造や修復の仕方が詳しく分かりました。特別な足場や建物を支える骨組みなども、精密な計算があるのですごいと思いました。(中学生)」や「昔の建築技術にも驚き、すごいなと思ったし、現在の復旧工事における最近の技術も素晴らしかった。(一般参加者)」などの感想が寄せられました。

教養講座(市民一般対象)


○ 都城哲学カフェ

前期 5/6、6/3、8/5、9/2(全4回)
後期 10/28(休講)、12/16、1/19、2/23(全4回)
対象者:市民一般(高校・大学生、高専生、一般成人、初心者・経験者向け)

一般市民を対象に1年間を通じ、各地で開催されている「哲学カフェ」を実施しました。デリダ、パスカル、ハバーマスといった思想家の考察をベースにしながら、仕事、地方、生き方といったテーマを元にしてディスカッションを行いました。アンケートでは「哲学は身の回りに溢れているのだと知り知的好奇心をくすぐられました」「哲学は哲学者だけのものではなく、万人に開かれているという講師の言葉が印象に残りました」といった感想が寄せられました。


○ 短編小説の散歩道

5/17、5/31、6/14、6/28、7/12、7/26、8/9、8/30、9/13(全9回)  受講人数:20人
参加料(配布資料代含む):500円  対象者:市民一般(高校・大学生、一般成人、初心者向け)

今回の講座では、<南>をテーマに作品を選び、各回一編づつを鑑賞しました。海外の短編小説として、イギリスやドイツのものがよく読まれますが、スペインやイタリアを舞台とした作品は違ったヨーロッパの姿を見せます。「ガラスの学士」や「カヴァレリーナ・ルスティカーナ」を取りあげ、またドイツ人の南欧への憧れを描いた「片意地娘」もこの類です。日本の作品では宮崎を舞台にした森鴎外の「安井夫人」も<南>の雰囲気を現し、南太平洋に暮らした中島敦の「弟子」は舞台こそ中国ですが、作者の<南>を読み取りました。
アンケートでは「先生のお話しの中に自分の知っている事柄が出てくる時、「なる程、ここから来たのか」とか、このことについての詳しい内容が分かり、興味深いものでした。ヨーロッパとアジアとか関係しあっていることが実におもしろいなと思いました。」などの感想が寄せられました。聴講者にはなじみの作品も目新しい作品もあり、概ね好評のようでした。


○ 源氏物語と、関連する漢文を読む

5/25、6/8、6/22、7/6、7/20、10/5、10/19、11/2、11/16、11/30(全10回)
受講人数:29人  参加料(配布資料代含む):800円  対象者:市民一般(一般成人、初心者向け)

この講座では、源氏物語の本文を読みつつ、平安文化、日本語表現への教養を深めました。また、関連する漢文についても講座してほしいとのご希望がありましたので、漢詩を主に取り上げました。内容が多岐に及びましたが、アンケートでは「言葉にこだわり、それをもとに読み進め、作者の描き方のすばらしさや現代の日本にどう影響しているかなど、たいへん楽しく学べました。」「有名な漢詩も講義して下さり、本当に面白かったです。」などと、皆様おおむねご満足のようでした。来年も、こうした形態で講座を開催する予定です。


○ 海外旅行で役立つ英会話(ツアー編)

5/29、5/31、6/2、6/5、6/7(全5回)
受講人数:19人  参加料(配布資料代含む):500円  対象者:市民一般(一般成人、初心者向け)

この講座は、海外旅行をより一層楽しむために必要な英語表現を楽しく学んでもらう目的で実施したものです。5回(1回2時間)の日程で、旅行中に遭遇するさまざまな場面(飛行機内、ホテル、レストラン、ショッピング等)で必要な英語を、オリジナルの録音教材等を交えながら、「聴くこと」・「話すこと」を中心に実施しました。アンケートでは「対話形式の場面が有り緊張しましたが、とても良い経験になりました」「一度も海外旅行をしたことがないのですが、是非行ってみたいと思うようになりました」などの感想が寄せられました。


○ ITパスポート講座

5/10、5/17、5/24、5/31、6/14、6/28、7/5、7/12、7/26、8/2(全10回)
受講人数:23人  参加料:無料
対象者:市民一般(高校・大学生、高専生、一般成人、初心者・経験者向け)

市民一般を対象に、国家資格「ITパスポート」に関する必要とされる全課程をテキストを使って学びました。情報工学の基礎はもちろん、ネットワークセキュリティや企業実務とパソコンの利用法など、経営学や法学の知識も必要な科目ということもあり、話題に富んだ講座になりました。アンケートでは「学校で学ぶ情報の授業とは異なり、難しい言葉を判りやすく説明してもらって業務にもすぐに生かせます」「資格取得に際して必要なことをコンパクトに教えてもらって嬉しいです」という感想が寄せられました。


○ 刃物と砥石の基礎と包丁の研ぎ方教室

8/30、9/1、9/2(全3回)  受講人数:10人  参加料(保険料等):1,000円
対象者:市民一般(一般成人、初心者向け)

昨年から実施している教養講座です。講座一日目に理論として、刃物や砥石の種類などを学習したり刃先の状態を顕微鏡で確認したりして刃物に関する基礎知識を学習します。二日目は刃物の研ぎ方の学習と実技で、三日目は受講者が自宅より持参した包丁を研いで切れ味を確かめるといった内容です。アンケートのご意見は良好でした。理論に関して理解できたこととして、「片刃と両刃のこと、硬さと欠けにくさの関係、砥石の番手の判断、ステンレス鋼製と鋼製の区別」などがあり、実技では、「研ぐ面を出す作業や同じ角度で研ぐことが難しい」との感想がありました。実技の最中は受講者の方々で相談しながら研いだりして和やかでした。講座の最後に受講者が研いだ包丁で切れ味を確かめる時は、皆さん大変満足されているようでした。


○ 硬式テニス(初級コース・中級コース)

9/12、9/13、9/19、9/20、9/26、9/27(全6回)  受講人数:初級コース 9人、中級コース 7人
参加料(保険料等):1,500円  対象者:市民一般(中学・高校・大学生、一般成人、初心者・経験者向け)

この講座は、テニスの技術向上と健康増進、交互の親睦を図ることを目的に、コースを初級と中級に分け、6回の日程で実施しました(コース分けは自己申告)。友人や仲間のつながりでの参加、硬式テニスの技術を学び直す機会としての参加、新たなスポーツへの挑戦としての参加など、参加動機は様々ながらも、気軽に楽しく参加し、それぞれの目的を達成することができたようです。都城市内にオムニコートが少ない現状で、本校の施設を利用し、今回の受講を機に、その後の本校テニスクラブへの加入の特典もあるなど、継続した活動へ発展する良い機会となったようです。


○ 地形図で読む盆地の近現代

10/25、11/8、11/22、12/6、12/20、1/17、1/31、2/14(全8回)  受講人数:20人
参加料(配布資料代含む):500円  対象者:市民一般(高校・大学生、一般成人、初心者向け)

明治以降の都城盆地がどのように変遷したかを、自然地理・人文地理および地名の三点に絞って地形図によりながら概観した。配付した地形図が多すぎるとの意見も聴かれたが、受講者が積極的に発言する機会が多くあり、概ね好評であった。
アンケートでは「住んでいる地域の成りたちにはすごく興味があったので、このような講座を開講していただきありがたかったです」「過去の人々がどの様に暮らし、この地形の中の事を読み解くのに役に立ちました」などの感想が寄せられました。


○ 海外旅行で役立つ英会話(一人旅編)

1/20、11/22、11/24、11/27、11/29(全5回)
受講人数:25人  参加料(配布資料代含む):500円  対象者:市民一般(一般成人、初心者向け)

この講座は、自分でいろいろ手配をして海外旅行をするとき、旅行をより一層楽しむために必要な英語表現を楽しく学んでもらう目的で実施したものです。5回(1回2時間)の日程で、旅行中に遭遇するさまざまな場面(空港、ホテル、駅、レストラン等)で必要な英語を、オリジナルの録音教材等を交えながら、「聴く」・「話す」を中心に実施しました。アンケートでは「イギリスに行きたくなりました」「講師の先生の経験談がとても楽しかったです」などの感想が寄せられました。

情報公開責任者: 地域連携テクノセンター長