外部評価及び外部との連携

高専機関別認証評価

高等専門学校は、学校教育法等で、7年以内ごとに認証評価機関による評価を受けることが義務付けられています。本校では、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構による認証評価を令和元年度に受審し、同機構の定める高等専門学校評価基準を満たしているとの評価を得ました。

令和元年度自己評価書「機関別認証評価」

令和元年度自己評価書「選択的評価」

令和元年度実施高等専門学校機関別認証評価「評価報告書」

令和元年度実施選択的評価事項に係る評価「評価報告書」 

令和元年度認定証

大学改革支援・学位授与機構ホームぺージの掲載情報はこちらから
https://www.niad.ac.jp/evaluation/certification_evaluation/specialized_specialty/koutou_hyoukakekka/r_1.html

機関別認証評価とは

■機関別認証評価とは

高等専門学校は、学校教育法のほか学校教育法施行令で、その教育研究水準の向上に資するため、教育研究、組織運営及び施設設備の総合的な状況に関し、7年以内ごとに、文部科学大臣が認証する評価機関(認証評価機関)の実施する評価を受けることが義務付けられています。

【学校教育法第109条第2項、同法第123条等】
高等専門学校機関別認証評価は、国・公・私立高等専門学校の求めに応じて、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構により実施されます。

■評価の目的

高等専門学校機関別認証評価は、以下のことを目的として実施されます。

1.高等専門学校機関別認証評価において、機構が定める高等専門学校評価基準に基づいて、高等専門学校を定期的に評価することにより、高等専門学校の教育研究活動等の質を保証すること。
2.高等専門学校の自己評価に基づく第三者評価を行うことにより、高等専門学校の教育研究活動等に関する内部質保証システムの確立・充実を図ること。
3.評価結果を高等専門学校にフィードバックすることにより、高等専門学校の教育研究活動等の改善・向上に役立てること。
4.高等専門学校の教育研究活動等の状況を社会に示すことにより、高等専門学校が教育機関として果たしている公共的役割について、広く国民の理解と支持が得られるよう支援・促進していくこと。


■評価の内容

認証評価は、下表に示すように8つの基準と2つの選択的評価事項で構成される評価基準に基づいて実施されます。8つの基準は、教育活動を中心とした教育研究活動等の総合的な状況を評価するためのものであり、基準ごとにこれを満たしているかどうかの判断を中心とした評価が実施されます。選択的評価事項は、その評価を希望する高等専門学校のみを対象として、高等専門学校の多様な活動状況の評価が実施されます。

基準1

 教育の内部質保証システム

事項A

 研究活動の状況

基準2

 教育組織及び教員・教育支援者等 

事項B

 地域貢献活動等の状況

基準3

 学習環境及び学生支援等

基準4

 財務基盤及び管理運営

基準5

 準学士課程の教育課程・教育方法

基準6

 準学士課程の学生の受入れ

基準7

 準学士課程の学習・教育の成果

基準8

 専攻科課程の教育活動の状況

■認証評価の結果

本校では、大学改革支援・学位授与機構が実施する「高等専門学校機関別認証評価」を受審しました。令和元年度においては、令和2年3月24日付けで、以下のように評価されました。

◎認証評価結果(令和元年度)

都城工業高等専門学校は、高等専門学校設置基準をはじめ関係法令に適合し、大学改革支援・学位授与機構が定める高等専門学校評価基準を満たしている。


◎選択的評価事項に係る評価結果(令和元年度)

都城工業高等専門学校は、大学改革支援・学位授与機構が定める「選択的評価事項A 研究活動の状況」において、目的の達成状況がおおむね良好である。
都城工業高等専門学校は、大学改革支援・学位授与機構が定める「選択的評価事項B 地域貢献活動等の状況」において、目的の達成状況がおおむね良好である。


■都城高専の評価

本校は、令和元年度に8つの基準及び2つの選択的評価事項について評価を受け、「優れた点」及び「改善を要する点」として挙げられたものは次のとおりです。

主な優れた点として、次のことが挙げられる。
○ 創造力を育む教育方法の工夫として、学生にパテントコンテスト、デザインパテントコンテストへの応募を前提とした明細書及び発明関係書類執筆を義務付けている5年次一般科目の「産業財産権法」では、アクティブ・ラーニング(Quality Control 技法による問題発見・分析、マインドマップ作成による問題発見、プレゼンテーション指導による企画力向上)を取り入れており、その結果、平成30 年度にパテントコンテストで優秀賞(特許出願支援対象)、デザインパテントコンテストで優秀賞(意匠登録出願支援対象)を受賞するなどの成果を上げており、令和元年度時点で、10 人の学生が7つの特許・意匠を取得している。
○ 機械工学科4年次の「創造設計」ではPBL型の授業を導入し、学生がグループごとに製作課題の企画から設計、製造までを行うことで、グループ内外におけるプレゼンテーション能力、自発性及び創造性が高まっており、その結果、内閣府主催のアプリコンテストで優秀賞、平成30 年度国立高等専門学校機構学生表彰において理事長賞を受賞するなどの成果を上げている。
○ モンゴル科学技術大学、ダナン・科学技術大学、キングモンクット工科大学トンブリ校等との協定を活かし、モンゴル教員受入研修、モンゴル渡航教員研修、学生の海外研修等を実施しており、当校の学生が国際シンポジウムで受賞するなど、国際力のある学生の育成を実践している。
○ 就職について、準学士課程、専攻科課程ともに就職率(就職者数/就職希望者数)は極めて高く、就職先も当校が育成する技術者像にふさわしい製造業や建設業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業等となっている。進学についても、準学士課程、専攻科課程ともに進学率(進学者数/進学希望者数)は極めて高く、進学先も学科・専攻の分野に関連した高等専門学校の専攻科や大学の工学系の学部、理工学系の研究科等となっている。

主な改善を要する点として、次のことが挙げられる。
○ 自己点検・評価の結果が教育の質の改善・向上に結び付いていることについて、自己点検評価委員会で確認されていない。


■過去の評価結果

◎平成24年度受審

自己評価書(基準1~11)
評価結果(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構)
認定証
都城高専自己評価書(平成24年6月)
独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構「平成24年度 高等専門学校機関別認証評価 実施結果報告(都城高専)」

◎平成17年度受審

自己評価書(基準1~11)評価結果(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構)
認定証


情報公開責任者: 教務主事