地域連携テクノセンター

平成28年度の公開講座及び教養講座

公開講座(小中学生対象)

○ 工作教室-紙飛行機を作って飛ばしてみよう-

前期:6/5(午前・午後の2回開催) 受講人数:28人 参加料(保険料含む):100円
対象者:小学生(3年生以下は保護者同伴) 

この講座は紙飛行機をもっと長く遠くへ飛ばしたいと思うことから、丁寧に作ることの必要性や翼の調製などの工夫が生まれ、ものづくりへの関心をもってもらおうと実施したもので、ケント紙に印刷された飛行機の部品を切り出し、組み立て、はり合わせて製作をしました。アンケートでは「製作も楽しくて、あっという間に時間がたちました」「左右のバランスで飛び方が変わるのに驚きました」などの感想が寄せられました。


○ おもしろメカニカルワールド ~ロボコン教室~

前期:第1回 7/31、第2回 8/21 受講人数:第1回 14人 第2回 15人 参加料:無料
対象者:中学生 

この講座では、1人1台オリジナルロボットを作製し制御プログラムを自ら入力することで、ロボットをコントロールする楽しさや難しさを体験してもらいました。当日はロボット製作局の学生のサポートもあり、完成品を持ち帰る受講者はとても満足げでした。受講生からは「プログラム作業は難しかったが大変丁寧に教えてくれてよかった」や「またこのようなロボット作りをやってみたい」など満足感に満ち溢れた声が数多く寄せられ、受講生や一緒に見学していた保護者もものづくりの奥深さや楽しさを体験した1日になったようです。


○ 楽しい化学実験

前期:8/3 受講人数:29人 参加料(保険料含む材料費):1,000円
対象者:中学生 

この講座は、中学生に実験を通して理科の楽しさを伝えることを目的に実施したもので、物質工学科教員の指導のもと、8つのグループに分かれ「オリジナルの鏡をつくろう」「スライムをつくろう」「豆腐をつくろう」「液体窒素でアイスキャンディー」「草木染め」の5つの実験を行いました。アンケートでは「科学の世界を楽しむことができた」や「人と協力して、実験をしたり、結案について言い合ってみたり、人として一歩成長できたと思う」などの感想が寄せられました。


○ クリップモーターを作ろう

前期:8/4 受講人数:28人(小学生17人、中学生11人) 参加料(保険料含む材料費):100円
対象者 小学校4年生~中学生 

この講座は、ものづくりの面白さを実感させると同時に、講義を通してモーターや自然エネルギーへの関心、電気系分野に興味をもってもらうことを目的に実施したもので、モーターを実際に作製し、電源に乾電池や太陽電池を用いて、その動作を確認しました。またモーターや太陽電池の原理などの講義もあり、アンケートでは「クリップモーターが回らない時などに自分で工夫して作るのがとても楽しかった」や「自然の成り立ちがすごいと思った」などの感想が寄せられました。


○ ロボットをつくろう -全日本小中学生ロボット選手権2016 都城高専地区予選-

前期:組み立て講習会 9/25、競技会 11/5  受講人数:小学生17人、中学生10人
参加料(保険料含む):100円  対象者:小学生・中学生

この講座は、ロボットのキットを用いてものづくりの面白さを実感してもらい、創造性を育む目的で実施したもので、組み立てたロボットを更に改良し、競技会を開催しました。参加者は本校学生のサポートのもと熱心に製作し、アンケートでは「ロボットの組み立ては初めてしたのでドキドキした」「去年より競技が難しくなっていたけど、ロボットを改造して今年は優勝したい」などの感想が寄せられました。競技会の結果は、こちらをご覧ください。
また、競技会の優勝および大会主催者推薦1名は、平成28年12月18日に和歌山県御坊市立体育館で開催された「きのくにロボットフェスティバル2016・全日本小中学生ロボット選手権」に都城高専地区代表として出場されました。




○ 日本建築学会九州支部宮崎支所文化事業 アートポリスを見に行こう

前期:11/12 受講人数:10人(中学生5人、付添者・一般参加者5人)
参加料(旅行傷害保険料):100円 対象者:中学生と保護者

この講座は、世界的な建築家が参加した熊本アートポリスの建築作品を見学し、建築学科で学ぶことについて実際の建築物を通じて体感することを目的として実施したもので、本校建築学科教員の説明を受けながら、熊本アートポリス作品を見学するものです。本年度は熊本の震災の影響もあり、清和村文楽館および清和文楽邑道の駅の見学を実施しました。アンケートでは「とても興味深かった」や「建物は一つの分野の働きでは建たないことを学んだ」などの感想が寄せられました。

教養講座(一般・社会人対象)


○ 短くも面白ろく読めて-短編小説の世界-

前期:5/11、5/25、6/8、6/22、7/6、7/20、8/3、9/7、9/21(全9回) 受講人数:25人
参加料(配付資料代等):500円  対象者:市民一般 

この講座は、世界の文学作品で有名無名の短編を選び、面白さや時代背景、作者にまつわるエピソードなどを紹介し、文学作品の味わい方に幅を広げる目的で実施しました。全9回の日程で、芥川龍之介・村山春樹の作品やロシア・韓国朝鮮・ドイツの文学などを読み解きました。アンケートでは「受講の度に新しい知識や物の考え方、見方を教えてもらっています」「読書のおもしろさを改めて感じることができました」などの感想が寄せられました。


○ 海外旅行で役立つ英会話(ツアー編)

前期:6/8、6/10、6/13、6/15、6/17(全5回) 受講人数:20人
参加料(配付資料代等):500円 対象者:市民一般(初心者向け) 

この講座は、海外旅行をより一層楽しむために必要な英語表現を楽しく学んでもらう目的で実施したものです。5回の日程で、旅行中に遭遇するさまざまな場面(飛行機内、ホテル、地下鉄、ショッピング等)で必要な英語を、オリジナルの録音教材等を交えながら、「聴くこと」・「話すこと」を中心に実施しました。アンケートでは「対話形式の場面が有り緊張しましたが、とても良い経験になりました」「一度も海外旅行をしたことがないのですが、是非行ってみたいと思うようになりました」などの感想が寄せられました。


○ 海外旅行で役立つ英会話(一人旅編)

前期:11/21、11/23、11/25、11/28、11/30(全5回) 受講人数:24人
参加料(配付資料代等):500円  対象者:市民一般(初心者向け)

この講座は、自分でいろいろ手配をして海外旅行をするとき、旅行をより一層楽しむために必要な英語表現を楽しく学んでもらう目的で実施したものです。5回の日程で、旅行中に遭遇するさまざまな場面(空港、ホテル、駅、ショッピング等)で必要な英語を、オリジナルの録音教材等を交えながら、「聴く」・「話す」を中心に実施しました。アンケートでは「英語は苦手だったけど、英会話がこんなに楽しいとは知りませんでした」「海外旅行に行く予定ですので、ぜひ使ってみたいです」などの感想が寄せられました。


○ 源氏物語を読む

前期:5/19、6/2、6/16、6/30、7/21、9/1、9/15、9/29、10/13、11/17、11/24、12/15(全12回)
受講人数:29人 参加料(配付資料代等):800円  対象者:市民一般(高校生以上) 

この講座では、源氏物語の本文を読み深め、文法(高校程度)や出典の解説も時間をかけて実施し、平安文化、日本語表現への教養を深めました。アンケートでは「この講座へ来て、この物語の素晴らしさにようやく気づくことができました」「本文だけでなく多方面に話が発展していき、大変興味深く、また楽しく講義を聴くことができました」などと、皆様おおむねご満足のようでした。また、関連する漢文についての講座を希望する声が多く聞かれ、来期は漢文も織り交ぜた講座を開催する予定です。


○ ひらめき☆ときめきサイエンス
独立行政法人日本学術振興会 平成28年度ひらめき☆ときめきサイエンス採択事業
どうしてルールを守らなくてはならないのか
中学生のための法学入門

日時:2016年8月24日(水) 9:40~17:00
受講人数:16名(一般参加者・保護者含む)
参加料:無料   対象者:中学生(保護者・一般参加も可)

本校教員の研究のうち、文科省科学研究費事業に採択された研究を中学生に向けてわかりやすく伝える授業を日本学術振興会の支援で行いました。都城高専では初めての取り組みです。一般科目文科の吉井准教授による山地民モン族の固有法の話をベースに、日本におけるルールのできあがり方、運用方法についてジグソー法やKJ法といったアクティブラーニング技法を用いて学びました。
アンケートでは、「すばらしい先輩や先生に会えてとてもよかった。内容が難しかったけどおもしろかった」という中学生の感想や、「中学生でも自分なりに意見を持っており、社会をみているのだと我が子を見る目が少し変わりました」といった保護者の意見をいただきました。

情報公開責任者: 地域連携テクノセンター長