PICKUP NEWS

本校学生14名が「2級建築施工管理技士」の第一次検定試験に合格しました!

 令和41113()に国家資格の一つである「2級建築施工管理技士」の第一次検定試験があり、令和5年1月20日(金)の合格発表により、本校建築学科の学生14名がみごと合格しました。2級建築施工管理技士の検定試験は「第一次検定(学科)」と「第二次検定(実地)」の2種類があり、これらの試験を合格することで2級建築施工管理技士になることができます。

 今回の第一次検定合格について、最年少合格した本科2年生9名が、124()に和田校長に報告を行いました。学生から、受検対策の勉強で苦労したことや、合格した時の気持ちなどを語ってもらいました。
 和田校長から、「今回の国家資格取得は皆さんの自信となり、就職等で必ずアドバンテージに繋がります。これからも、他の国家資格の取得、建築甲子園や全国高専デザインコンペティションなどで活躍する皆さんを楽しみにしています。」と声を掛けてもらい、指導教員の横山秀樹准教授からも学生の検定試験への取り組みの様子について賞賛を受けました。

 合格者の受検体験談も併せてご覧ください。


【受検体験談:建築学科2年 末広あい莉】
 私は将来、建築士を目指したいこともあり、この「2級建築施工管理技士」の第一次検定は工業高校生も在学中に取得するということを聞き、また、同じ部活の先輩も殆ど資格取得していることもあり、受検しようと思いました。


 課外の受検対策講座を受講してみると思ったより難しく、建設現場で実務を経験していないため内容を理解することが難しく、徐々にやる気もなくなっていきました。学習しなければと思いつつも「まっ、今日はいいや」と先延ばしして、本試験1ケ月くらい前には先生に「合格など、もう無理です。今回は受検するのを止めたいです。」と相談に行きました。すると「そうしたいのなら、それでいいけど・・・。あのね、皆、気持ちには波がある。合格した学生も、ホームページに掲載されている体験談の中で、もうダメだと諦めようと何度も思ったと書いている。ちゃんと見なさい。そして、気持ちを切り替えなさい。・・・諦めるのは、試験会場で受検して終わってからで十分間に合うよ。」と諭されました。改めて「また、一から頑張ろう!」と、心に火がつきました。


 しっかり計画を立て、焦らずにじっくり勉強すると、案外苦ではなく、知識が得られて楽しいと思うようになりました。


 また、一緒に受検する仲間もいたことで、声を掛け合い、モチベーションも上がってきました。徐々に自信が沸いてきて、受検1週間前には不合格になる気がしないほど学習に集中できたと思いました。受検後の自己採点では、9割程度得点できていたので安心しました。


 今回の受検を通して、ただ単に国家試験の合格だけでなく、自分の「気持ちの波」を知ることができました。学校での定期考査と違う、長期戦である国家資格受検対策で、その大変さ・学習の仕方・ノウハウの一部や自らのモチベーションの保ち方なども、自らの体験を通して学べたと思います。未だチャレンジしていない学生へ、是非、お薦めしたいです。

歓談の様子

第一次検定を合格した皆さんと  和田校長(前列左)、            指導教員の横山准教授(後列右)

情報公開責任者: 学生主事