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国立高等専門学校機構の井上理事が来校

 9月13日(火)、独立行政法人国立高等専門学校機構の井上 光輝 理事が来校しました。本校はGEAR5.0(Society5.0型未来技術人財育成事業:防災・減災・エネルギー分野)に採択されており、我が国が目指す未来社会Society5.0を実現するコア技術などの研究設備等を視察されました。電気情報工学科 赤木 洋二 准教授の実験室では、レアメタルフリーで環境にやさしい材料から構成される新規化合物太陽電池の研究開発状況を紹介しました。また、物質工学科 野口 大輔 教授の実験室では、民間企業と共同開発した特許技術である機能性薄膜の生成技術開発や南九州特有のシラスを原料とした世界で初めての新素材などを紹介しました。この新素材は、曇止めの効果が長時間持続することなどから、車載カメラや内視鏡カメラのレンズなどの多様な用途が期待されています。

 本校は産学官連携事業を推進しており、今年設立30周年を迎え地域連携テクノセンター内に事務局が設置されている一般社団法人霧島工業クラブの活動も視察されました。さらに、本校はモンゴル国内で制度化されたモンゴル高専支援事業の幹事校である、全国9高専の協力校とともに教育の質向上のための教材開発、ロボコン、DCONなどの各種コンテスト研修、JSTのさくらサイエンスプログラム等を実施しています。視察後、モンゴル高専支援の今後の基本方針等について意見交換会が行われました。

井上理事(中央)との記念撮影

井上理事との意見交換会

赤木准教授による産学官連携事業の説明①

赤木准教授による産学官連携事業の説明②

野口教授による機能性薄膜の生成技術開発の説明①

野口教授による機能性薄膜の生成技術開発の説明②

情報公開責任者: 総務課長