公開日時:2022年05月31日
本校学生がWiCON2021で「畜産IoT大賞」を受賞
本校、機械電気工学専攻の学生3名が総務省主催の高専ワイヤレスIoTコンテスト2021(以下「WiCON」)において、「畜産IoT大賞」を受賞し、5月27日から29日に東京国際会議場で開催されたWTP2022(ワイヤレス・テクノロジー・パーク2022)にて成果発表を行うとともに表彰式に出席しました。
WiCONは、総務省が、電波の有効利用とIoT分野における若手人材の育成を目的として、高専学生を対象に、地域課題の解決等に資するワイヤレスIoTと第5世代移動通信システムの活用方策のアイデアを募集するコンテストで、本校からは電気情報工学科5年(現:機械電気工学専攻1年)の菊地 伸吾さんをチームリーダーとするグループの提案「IoTの力で楽しい日本の畜産の未来を提供する~RAKU☆CHIKU」が採択され、地元企業と協力して宮崎県畜産試験場等で技術実証を行ってきました。本提案では、地域の畜産業従事者が抱える問題解決のため、家畜が食べる飼料の残量に着目し、これをセンサで自動計測し可視化するシステムを構築しました。本プロジェクトにより、畜産業のICT化を進めることで従事者の負担軽減と若者の就農支援を図ると共に、飼料業者とデータを共有することでドライバー不足問題にも寄与することが期待されます。また、今年度から宮崎県立農業大学校でも実証実験を実施しており、今後の更なる研究の発展が期待されています。
情報公開責任者: 総務課長