モンゴルにてロボット製作ワークショップを開催しました
市立図書館前で、参加した中学生とモンゴル高専生たち
平成30年9月13日(木)、ウランバートル市立図書館において、モンゴルの中学生を対象にしたロボット製作ワークショップを開催しました。
本校は、国立高専機構が行う高専教育システムの海外展開事業において、モンゴル3高専の教員に、ABUロボコン(アジア太平洋ロボットコンテスト)に向けたロボット製作研修を実施しています。このワークショップは、その一環として開催されたもので、ウランバートル市の理工系に興味を持つ中学生30人が参加しました。
ワークショップでは、本校とモンゴル3高専が協働で作成した部品を、参加した中学生が組み立て、お掃除ロボットを製作します。このロボットは、前方障害物を認識して避け、床面の状態をセンサーで判断して落下を防止することにより、机上やフローリングの掃除ができるというものです。
最初は、並べられた部品を前にして戸惑っていた参加者も、ロボコン部所属のモンゴル高専生の指導を受けながら、スムーズに製作を進めることができました。開始から約2時間でロボットが完成し、障害物を避けながらゴミを吸い取るロボットを、参加者はとても満足そうに見ていました。
指導をしたモンゴルの高専生にとっても、良い経験になったと思います。
最後に、参加者へ、ロボットを持ち帰って、モンゴルに最適な、お掃除ロボットを考えてもらうことをお願いして、無事にワークショップを終えることができました。
参加者の中には、高専への入学を希望している中学生もいると聞いて、高専教育システムの魅力が、モンゴルにも徐々に広まりつつあることを実感しました。
本校では、今後もモンゴル3高専への「ものづくり」を基本とした教育支援を継続していきます。