学習・教育到達目標とJABEE基準との対応
生産デザイン工学プログラムの学習・教育到達目標
「生産デザイン工学」プログラムには、以下の4つの学習・教育到達目標(A)~(D)が定められ、これらの学習・教育到達目標を達成するために、さらに具体的なサブ目標(A1)~(D3)が定められています。 本教育プログラムを修了するには、これらのサブ目標(A1)~(D3)をすべて達成する必要があります。 なお、この目標は、JABEEが求める認定基準【JABEE 基準1(1)】にある素養と能力が身につくように作成されています。また、これらのサブ目標(A1)~(D3)を達成するには、「生産デザイン工学」プログラムの修了要件を満たす必要があります。
修了要件については、「生産デザイン工学プログラム履修の手引き」に詳しく記載していますので、参照して下さい。
(A) あらゆる可能性を追求できる豊かな創造性を有する技術者の育成
(A1) | 社会の要求あるいは学究的関心に基づいたアイデアを提案し、その検証・改善が継続的にできること。 |
(A2) | 専門技術に関する創造的な構想を、デザイン化するためのトレーニングを通じて、具体的な成果としてまとめられること。 |
(B) 科学と工学の知識を駆使して技術的問題を解決し、新規生産技術をデザインできる優れた知性を有する技術者の育成
(B1) | 解析・線形代数などの数学、量子論などの応用物理および情報通信技術に関し、基礎工学および応用的な専門工学を学ぶのに必要な理論を理解して説明や応用ができること。 |
(B2) | 技術的諸問題を解決するための基礎工学の知識を理解して説明や応用ができること。 |
(B3) | 工学に関する問題点を見出し、その解決方法を提案できること。。 |
(B4) | 性能、安全性、経済性、審美性または環境への影響などを考慮して新規生産技術をデザインできること。 |
(C) 世界の歴史・文化および倫理を常に考え国際社会に貢献できる高度な社会性を有する技術者の育成
(C1) | 地球的視点から世界の歴史・文化および倫理を学び、生活様式や価値観の多様性を認識できること。 |
(C2) | 具体的な事例をもとに、技術者が負っている社会的責任を理解できること(技術者倫理)。 |
(C3) | 英語で書かれた専門分野の文献が読解できること。 |
(C4) | 日常的な話題について外国語でコミュニケーションができること。 |
(C5) | 日本語で自分の意見や研究成果を論理的に記述し、その内容について口頭発表および討議ができること。 |
(D) 自然・社会環境に関連する諸問題に積極的・計画的に取り組み、継続して推進する確かな実行力を有する技術者の育成
(D1) | 科学技術が地球の自然・社会環境に及ぼす諸問題を理解し、説明できること。 |
(D2) | 自分の研究や実験課題に関して、自主的、継続的に最新の技術情報を収集し、妥当な結論を導けること。 |
(D3) | 実習や研究に関連する人と協力し、期限内に成果をまとめられること。 |
JABEE が求める認定基準(JABEE基準1の(1))
(a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
(b)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対応して負っている責任に関する理解(技術者倫理)
(c)数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力
(d)該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力(分野別要件)
(1) 基礎工学の知識・能力
① 設計・システム系科目群、② 情報・論理系科目群、③ 材料・バイオ系科目群、④ 力学系科目群、⑤ 社会技術系科目群の5群からなり、各群から少なくとも1科目、合計最低6科目についての知識と能力
(2) 専門工学の知識・能力
a) 専門工学(工学(融合複合・新領域)関連分野)における専門工学の内容は申請高等教育機関が規定するものとする)の知識と能力
b) いくつかの工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験を計画・遂行し、データを正確に解析し、工学的に考察し、かつ説明・説得する能力
c) 工学の基礎的な知識・技術を統合し,創造性を発揮して課題を探求し、組み立て、解決する能力
d)(工学)技術者が経験する実務上の問題点と課題を理解し、適切に対応する基礎的な能力
(e)種々の科学、技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
(f)日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力
(g)自主的、継続的に学習できる能力
(h)与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
(i)チームで仕事をするための能力
学習・教育到達目標とJABEE基準1の(1)との対応
本校の主な学習・教育到達目標(A)~(D)とJABEEの学習教育到達目標(a)~(i)とは基本的に下表のように対応しています。
本校の学習・教育到達目標(A) ~ (D)が、JABEE基準1の(1)の知識・能力 (a) ~(i)を主体的に含んでいる場合には◎印で、付随的に含んでいる場合には○印で記入してあります。
対応表 | JABEE基準1の(1)の知識・能力 | ||||||||||||||
(a) | (b) | (c) | (d) | (e) | (f) | (g) | (h) | (i) | |||||||
(1) | (2) a) | (2) b) | (2) c) | (2) d) | |||||||||||
学習 ・教育到達目標 |
(A) | (A1) | ◎ | ◎ | ○ | ○ | |||||||||
(A2) | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ||||||||||
(B) | (B1) | ◎ | |||||||||||||
(B2) | ◎ | ◎ | ○ | ||||||||||||
(B3) | ○ | ◎ | ○ | ◎ | |||||||||||
(B4) | ○ | ○ | ◎ | ||||||||||||
(C) | (C1) | ◎ | |||||||||||||
(C2) | ◎ | ○ | |||||||||||||
(C3) | ○ | ◎ | |||||||||||||
(C4) | ◎ | ○ | |||||||||||||
(C5) | ◎ | ◎ | ○ | ||||||||||||
(D) | (D1) | ◎ | |||||||||||||
(D2) | ○ | ○ | ◎ | ||||||||||||
(D3) | ○ | ○ | ◎ |