国際交流センター

本校専攻科生がアメリカにてCell Bio2023 (米国細胞生物学会・欧州分子生物学会合同大会)で研究発表を行いました。

 2023年12月2日から2023年12月7日にかけて、アメリカ合衆国ボストンにて開催されたCell Bio2023 (米国細胞生物学会・欧州分子生物学会合同大会) に物質工学専攻2年の下村紗世さんが参加し、ポスター発表を行いました。

 本学会は例年7,000人を超える参加者が集まり、世界中の細胞/分子生物に関わる最先端の研究が発表されます。下村さんの発表は発表開始直後から説明を求める人が絶えず、予定されていた1時間30分の発表時間を大幅に延長しなければならないほど盛況でした。

 発表後はすぐにカリフォルニア州に移動し、翌日にはスタンフォード大学を訪問しました。スタンフォード大の共同研究者と下村さんの研究内容についてディスカッションを行い、新たな共同研究テーマまで話を発展させることができました。

下村さんの感想


 今回の渡航目的である国際学会参加を通して、自分の英語のスピーキング・リスニング力不足、言葉が通じないことの不便さを実感し、英語の習得の大切さを痛感しました。しかし、参加者の皆さんから様々な質問をしていただき、自分の研究について第三者の視点から意見を得ることができたので、とても充実した学会になったと感じています。私の拙い英語でもどうにかコミュニケーションを取ることができ、何事も恐れずに挑戦する気持ちがあれば、乗り越えられる課題は多いと改めて気づかされました。

 Stanford大学の見学では、最先端の研究を行う研究室の見学や、先生と実際にお話しをする機会があり、自分の研究の課題を見つけることができました。専攻科生としての残りの研究生活において、今の状態に満足せず、少しでも多くのデータを得られるように励みたいと思いました。大学院でも積極的に国際学会に参加できるよう、研究だけではなく英語の勉強にも力を入れたいと思います。

 最後になりますが、今回、このような国際学会参加という、貴重な経験の機会を作って下さった野口太郎先生、また、渡航費用の支援をしていただいた高専機構の皆様に心から感謝申し上げます。

Cell Bio2023会場

Cell Bio2023発表の様子

スタンフォード大学

スタンフォード大学研究者との打ち合わせの様子

情報公開責任者: 国際交流センター長