学校概要

本校について

本校正門
  本校正門

 都城工業高等専門学校は、我が国の科学技術の進展に伴い、理論的な基礎の上に実践的な技術を身に付けた第一線の技術者を養成するため、職業に必要な能力を育成することを目的として、昭和39年に設置されました。

工業高等専門学校は、6・3・3・4の単線型といわれる我が国の学校体系にあって中学校卒業者を対象とし、5年間の一貫教育を行うユニークな高等教育機関であります。そして教育課程は、一般科目と専門科目をくさび型に配当して、効果的に一般教育と専門技術教育ができるよう配慮されており、学級編成は各クラス40人を標準とし、少人数教育の利点を生かしたきめ細かい指導を実施しています。

グラウンド側から見た中庭
  グラウンド側から見た中庭

また、工業技術者育成のため必要な学習環境としてコンピュータ、電子顕微鏡など各種の実験・実習設備、CALL教室、ICTみやまルームその他の特別教室・実習工場等の施設など、充実した学習環境が整備されています。同時に、実り多い学生生活を送り、健全な精神、自律の精神を養うため、運動部、文化部の各種クラブ活動に積極的な参加を勧めているとともに、遠隔地出身学生のための学生寮(高千穂寮)を備え、学習・生活の両面からの指導も行っております。

創立以来59年を経て、7,643名の卒業生は、主として産業社会の各分野において活躍し、高く評価されております。一方、大学3年次への編入学や高専専攻科等への進学の道も開かれており、毎年50名程度が進学しています。なお、本科卒業者には、準学士の称号が付与されております。

本校は平成16年4月から、全国55の国立高専をひとつに束ねた、独立行政法人国立高等専門学校機構の一員として再出発しました。本校では、これをひとつの契機として、更なる教育研究の向上と個性的な発展を図るため、平成16年度日本技術者教育認定機構によるいわゆるJABEE審査を申請し、学科4、5年生及び専攻科生が学ぶ「生産デザイン工学」プログラムが世界基準の教育プログラムであると認められました。また、令和元年度には、独立行政法人大学改革・学位授与機構の機関別認証評価を受け、高等専門学校評価基準を満たしているとの判断が示されるとともに、創造力を育む教育方法の工夫が多面的、効果的になされている点などに優れた評価を受けたところです。本校は、今後も教育内容の一層の高度化、教育研究の活性化、地域との連携等に努めていきます。

上空から見た都城高専
上空から見た都城高専
情報公開責任者: 総務課長