中学生向け「少年少女科学アカデミー アドバンスドプログラム」を開講しました!
本校では、令和4年12月10日・11日の2日間、中学生を対象とした「令和4年度都城高専少年少女科学アカデミー アドバンスドプログラム」を開講しました。
アドバンスドプログラムでは、宮崎県内外から中学生14名を本プログラムの受講生として迎え入れ、『SDGsアイデアソン in 都城-高専の技術とアイデアで"アフターコロナの宮崎県と世界の未来の産業"を創ろう-』と題し、SDGs(持続可能な開発目標)を基盤にして研究者・技術者の視点で自主性や協調性、課題解決力を身につけるためのアイデアを生み出すトレーニング(アイデアソン)を実施しました。
受講生は、当アカデミーが用意した本プログラムに関する動画及び本校の4つの学科(機械工学科・電気情報工学科・物質工学科・建築学科)に関する資料等を事前に自宅で視聴・閲覧し、「SDGs(持続可能な開発目標)」、「宮崎県の産業」、「2050年の日本と世界の未来」等に関して事前学習した上で、入講日当日を迎えました。
1日目は、まず、事前学習した内容の振り返りを行い、その後、アイデア出しを行うロールプレイングや、アイデア創出のためのトレーニングを行いました。受講生は、宮崎県の産業が抱える問題点の解決策について、チームを編成してSDGsで掲げる17の目標と169のターゲットを念頭においた新しいアイデアを創出するため、熱心にグループワークに取り組んでいました。各チームには本校の学生(本科5年生、専攻科1年及び2年)が加わり、受講生に対して、アイデア出しやプレゼン資料のまとめ方等について細部にわたり指導・サポートを行いました。
2日目の発表会では、各チームが一丸となって考えた地域の問題点の解決策及びSDGsの目標達成の観点からアプローチしたユニークかつ斬新なアイデアが次々と発表されました。発表毎に当アカデミーの教職員による審査が行われ、「最優秀アイデア賞」、「優秀アイデア賞」及び「アイデア賞」を、また、教職員、学生、受講生及び聴講者の投票による「相互評価賞」をそれぞれ選出し、山下敏明アカデミー長より賞状が授与されました。また、受講生全員に修了証書及びSDGsピンバッジが手渡されました。
受講生からは「問題を見つけてそれをどのように解決していけばいいのかをたくさんの候補の中から選ぶ力をつけることができた」、「時間を忘れるほど集中できて、とても楽しかった」、「1つの課題にみんなの知識や意見を取り入れて解決のために必要なことを考えるのがとても為になった」、「新しい考え方や想像力を養えてすごく良い経験になった」等の嬉しい声が寄せられました。
今回、新型コロナウイルス感染症の感染防止に十分留意した形での開講となりましたが、期間中、受講生の皆様には感染予防対策に多大なご協力をいただきましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。
今後も当アカデミーの趣旨である「早期技術者教育及び新産業を牽引する人材育成のための小中学校・高専一貫教育システムの構築及び実施」をより一層推進し、高専教育を地域に向けて広く発信していきます。
【最優秀アイデア賞】 | |
チーム名 | 幾田りら |
アイディア名 |
宮崎っこはてげ個性あるっちゃが!! |
チームメンバー | 川崎 稜太 (はたなか りのん)さん (宮崎市立大宮中学校3年) 東郷 青空 (とうごう そら)さん (三股町立三股中学校3年) 瀬涯 慎之介 (せぎわ しんのすけ)さん (出水市立出水中学校2年) 小林 由希奈 (こばやし ゆきな)さん (都城市立都城西中学校3年) 甲斐 風香 (かい そよか)さん (物質工学専攻2年) |
【優秀アイデア賞】【相互評価賞】W受賞!! | |
チーム名 | Team sushi |
アイディア名 | 宮崎維新 |
チームメンバー |
北野 陽 (きたの みなみ)さん (三股町立三股中学校3年) |
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1日目:プログラム説明、グループワークの様子 |
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2日目:プレゼン資料作成の様子 |
各チームの発表の様子 |
受講生の皆さんと本校学生・教職員との記念撮影 |