少年少女科学アカデミー

少年少女科学アカデミー アドバンスドコース(トライアル)としてアイディアソンを実施しました

 平成31年3月27日(水)から3月29日(金)に、少年少女科学アカデミー アドバンスドコース(トライアル)としてアイディアソン「あなたのアイディアが"宮崎県"から"世界"を変える。高専の技術で未来の産業を創ろう!」を開催しました。
アイディアソンでは、参加した宮崎県の中学生17名が4つのチームに分かれ、本校学生及び教員と共に、宮崎県の地域課題を解決するアイディアを考えました。
 1日目は、入講式の後に、アイディアソンの紹介、本校機械工学科、電気情報工学科、物質工学科及び建築学科の紹介が行われました。午後からは、アイスブレイクと称し、「英語で学ぼう」のゲームで打ち解けた後、各学科、「SDGs」、「2050年の日本と世界の未来」について学び、マインドマップという手法を用いてアイディア出しを行いました。
 2日目は、4つのチームに分かれ、宮崎県の産業というテーマで連想するキーワード・解決法の洗い出しをマインドマップや付箋を使用したブレインストーミングにより行い、宮崎県の産業の問題点を解決するアイディア出しを行いました。
 続いて、出てきたアイディア原案をPMI分析により客観的に評価し、ストーリーボードと呼ばれるアイディアの絵コンテ作成を行うことで発表資料作成を行いました。参加した中学生17名は時間一杯まで発表資料の準備と発表練習を行っていました。
 3日目は、2日間かけてチームで考えてきたアイディアの最終発表会を開催しました。発表されたアイディアは、宮崎県の日照時間の長さに着目したもの、畜産業に着目したもの、豊富な木材資源を利用したもの、電車をまるごとVR(バーチャルリアリティー)化するものと様々でした。
 ファシリテーターを務めた本校学生及び教員が審査を行った結果、最優秀アイディア賞及び優秀アイディア賞として各1チームが選ばれました。
 初めは緊張していた中学生も大人顔負けの発表をしていました。発表後のたくさんの質問にもチームワークで対応し、協働して課題を解決し、論理的に考える力を身に付けたようでした。
 本アカデミーで学んだことを活かし、これから、多様な分野の学問領域に関心を持ち、複合的視野から地域課題解決とSDGs達成に貢献してくれることを期待します。

情報公開責任者: 少年少女科学アカデミー長