研究の概要

3. 新規シラス構造体の作製と工学的応用

鹿児島県を中心として宮崎県や熊本県の南部地域を含む九州南部には、シラスと呼ばれる白っぽい砂質の堆積物が広く堆積しています。本研究室ではシラスの粒子にかわる形態として薄膜に着目し、薄膜作製技術の1つであるスパッタリング法を用いてnmオーダーでシラスの薄膜化を行っています。現在までに、バインダーを必要とせずに、より効果的に薄膜化されたシラスを基板上に堆積できることが確認できており、薄膜化されることで高い透明性や親水性、さらには固体電解質としてのイオン伝導度特性などの新たな物性が発現することが確認できています。

  • fig.4:シラスについて
  • fig.5:シラス薄膜の防曇効果
  • fig.6:シラス薄膜を用いて作製した全固体型ECD
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