このページでも、下線解説付きのコマンド名と機能や、下線の事柄は覚えること コマンドの引数(ひきすう):コマンドに与えるデータのこと。数値とは限らない。 コマンドのオプションスイッチ(コマンドのオプション):コマンドの機能を切り替える指示のこと。  コマンドのオプションスイッチの後ろに、そのオプションの引数を指定するようになっている場合もある。 ここからは、PowerShellでしかできない機能を含む。 以下で、コマンド名や引数やオプションスイッチは、原則、大文字でも小文字でもよい。 (△PowerShellでコマンドレットと言っているが、ここでは、コマンドという言い方で統一しておく。) ls コマンドはファイル名(ディレクトリ名を含む)の一覧を表示。(△PowerShellでの名前はGet-ChildItem)  ls Select-Object という、指定データを抽出するコマンドを、パイプラインと合わせて使ってみる。 ここでは、ファイル名だけを抽出してみる。  ls | Select-Object name Select-Objectは、コンマで区切って、抽出するデータの指定を増やすことができる。 ここでは、ファイル名とデータサイズを抽出してみる。  ls | select-object name, length ちょっと変わった使い方をひとつ、ls の結果に name ではなく fullname とすると、絶対パスで表示される。  ls | select-object fullname  ls | select-object fullname, length Where-Object という、条件によってデータを抽出するコマンドを、パイプラインと合わせて使ってみる。 ここでは、lengthが1000バイト以上のファイルだけを抽出してみる。  ls | where-object length -ge 1000 更に、そのようなファイルについて、絶対パスと長さの情報を抽出して表示してみる。  ls | where-object length -ge 1000 | select-object fullname, length Sort-Object という、指定データについて並べ替えをするコマンドを、パイプラインと合わせて使ってみる。 これは、?Property というオプションの後で、データの指定をする必要がある。 ls | where-object length -ge 1000 | select-object fullname, length | Sort-Object ?Property length lsコマンドで、 -Recurse というオプションを付けると、子以下のフォルダを全て巡回して、ファイル名一覧を表示する。 よって、以下の様にすると、(指示をしなければカレントディレクトリの)子以下のフォルダを全て巡回して1000バイト以上のファイルだけを抽出して、絶対パスと、サイズを表示できる。 なお、CLIでは多くの場合に、コマンドの実行を強制的に中断したいときは、そのウィンドウで(そのウィンドウをクリックして対話権があるときに)、コントロールCを押せば適当な時に中断する(コントロールキーを押しながらCを押す。「^C」と表すことも多い)。  ls -Recurse | Where-Object Length -ge 1000 | Select-Object FullName, Length プロセス:コンピュータ内部で実行中のプログラムのこと。丁度CPUで今実行中のプログラムだけではなく、主記憶の中にありCPUでの実行を待っているプログラムも含む。 ps コマンドは、プロセスの一覧を表示する(△PowerShellでの名前はGet-Process)  ps 上記の応用で、プロセス名で並べ替えしてみる。  ps | Sort-Object -Property processname chromeを起動する前や後で、chromeだけを見てみる ps | where-object name -eq chrome killコマンドはプロセスの強制終了ができる。ps の表示から分かるプロセスのIdを使ってやってみる。 起動中のブラウザのウィンドウの表示が変化したり、ウィンドウが閉じたりすることで、効果が分かる。  kill