国際学術交流

本校は平成7年にモンゴル科学技術大学と学術交流協定を締結し、以来学術資料や情報の交換、教職員及び学生の交流、共同研究などを進めています。

モンゴル科学技術大学との学術交流協定締結までの経緯

平成5年、モンゴル国遊牧民のために風力発電機による「灯りを贈る」という運動が、本校の数名の教職員を中心に始まりました。

当初は民間レベルでの風の状況調査を実施したり、モンゴル大使館を通じてモンゴル国内の情報を入手し、風力発電機の設計にあたっていました。同年、本校の川崎敬一技官、山元直行技官、上野純包技官が、モンゴル国に渡航し、風力発電機3基を設置。また同時に、モンゴル国内の風力の状況、他のエネルギーの状況を調査しました。この調査により、モンゴル国では11月頃と3月頃に10~20m/sの強い季節風が吹くことや、年間降雨水量が平均 200mmと少ないことが判明。今後の風力発電機の保守・開発のため、モンゴル国内の様々な情報の提供者が必要となることや、モンゴル技術大学(現・モンゴル科学技術大学)においても小型風力発電機の開発を手がけており、本校との交流を求めていることから、両校において学術交流の気運が高まりました。

平成6年、平原洋和教授、川崎敬一技官、山元直行技官がモンゴル科学技術大学を訪れ、風力発電機を設置するとともに、今後の協力関係についても協議を行いました。モンゴル国の遊牧民族に適応した風力発電機の開発のために、モンゴルに設置した風力発電機及び太陽発電機のデータ収集等をモンゴル科学技術大学に依頼しました。 


平成7年3月、本校とモンゴル科学技術大学は、風力発電機の研究協力のみならず、両校の教育・研究協力及び人的交流を推進するため、学術交流に関する協定を締結。同年、本校川崎敬一技官、山元直行技官がモンゴル国を訪問し、モンゴル科学技術大学と協力して新たな風力発電機を設置しました。

モンゴル科学技術大学との交流実績

(役職名は当時のもの)

平成7年3月27日 都城工業高等専門学校とモンゴル技術大学との学術交流に関する協定書を締結
平成8年1月10日 バダルチ学長を招へい(1月16日まで滞在)
平成8年4月1日  都城工業高等専門学校外国人客員研究員内規を制定 
平成8年6月14日 科学研究費補助金(国際学術研究)の交付決定

研究課題名:クリーン・エネルギーの応用に関する共同研究(モンゴルでの有効利用を目的に)、採択年度:平成8〜10年度
平成8年7月7日 江藤校長、中原教授を派遣(7月14日まで滞在)
平成8年9月1日 宮崎県海外技術研修員制度によりビフバット講師を外国人客員研究員として受入れ(平成9年3月31日まで滞在)
平成8年10月19日 バットムンヘ副学長、オソルクー機械工学部長、ブヤンツォゴトー助手を招へい(10月26日まで滞在)
平成9年7月10日 平原教授、河野助教授、中村(孝)助教授、中村(美)技術官を派遣(7月19日まで滞在)
平成9年9月1日 宮崎県海外技術研修員制度によりブッドスレン助教授を外国人客員研究員として受入れ(平成10年3月31日まで滞在)
平成9年10月24日 ツェレンドルジ教授、バートルスフ助教授、エルデネントヤ講師を招へい(10月31日まで滞在)
平成10年9月1日 宮崎県海外技術研修員制度によりムンヒバートル教授を外国人客員研究員として受入れ(平成11年3月31日まで滞在)
平成10年10月27日 平原教授にモンゴル技術大学名誉博士称号授与
平成11年3月15・16日 バダルチ学長、オソルクー機械工学部長、バザルラグチャ教授、ツェレンドルジ教授、ムンヒバートル教授、ブッドスレン助教授、ビフバット講師、ナ ムスライ国際協力課長、ガリマー神戸学院大学客員教授(通訳)を招へいし本校大講義室において「クリーンエネルギーの応用に関するシンポジウム」を開催 (3月13日から16日まで滞在)
平成11年3月15日 江藤前校長にモンゴル技術大学名誉博士称号授与
平成11年6月18日 科学研究費補助金(基盤研究B一般・国際学術研究)の交付決定

研究課題名:環境のための創造形教育と技術開発の確立(自然環境調査とそれに基づく技術開発)、採択年度:平成11〜13年度
平成11年7月16日 田本教授、濱田(英)助教授、多賀助手を派遣(7月24日まで滞在)
平成11年9月1日 宮崎県海外技術研修員制度によりオトゴンチメギ講師を外国人客員研究員として受入れ(平成12年3月31日まで滞在)
平成11年9月27日 モンゴル技術大学創立30周年記念式典に松浦校長出席
平成11年10月29日 ジャダムバー教授、ソドノムドルジ教授、スフバートル助教授を招へい(11月5日まで滞在)
平成12年7月9日 松浦校長、モンゴル技術大学視察(7月21日まで滞在)
平成12年7月14日 剣田教授、森茂助教授、白濱講師を派遣(7月21日まで滞在)
平成12年9月1日 宮崎県海外技術研修員制度によりボルド・ゴンボオシャブ講師を外国人客員研究員として受入れ(平成13年3月31日まで滞在)
平成12年12月15日 ムンフバートル教授、エンクジャガル助教授、バットバートル国際課職員を招へい(12月22日まで滞在)
平成13年7月26日 平原教授、濱田英介助教授をモンゴル国における水質調査のため派遣(8月6日まで滞在)
平成14年2月7日 モンゴル国立科学技術大学バダルチ学長が来校。3月にモンゴル国立科学技術大学で開催予定の国際シンポジウムのための打ち合わせと、学術交流締結7周年記念として本校大講義室で講演会を実施(2月9日まで滞在)
平成14年3月11日 松浦校長、平原教授、田本教授、剣田教授、濱田英介助教授、森茂助教授、白濱講師をモンゴル科学技術大学に派遣。「モンゴルにおける自然環境に関するシンポジウム」で研究発表を行う(3月15日まで滞在)
平成14年3月13日 松浦校長にモンゴル国立科学技術大学名誉教授称号授与
平成14年8月21日 濱田英介助教授をモンゴル国における水質調査のため派遣(9月3日まで滞在)
平成14年8月23日 川崎技術専門職員を風力発電機の共同研究のため派遣(8月30日まで滞在)
平成15年9月1日 宮崎県海外技術研修員制度によりゲジェー・バータル・ブレヴスレン講師を外国人客員研究員として受入れ(平成16年3月18日まで滞在)
平成16年8月1日 濱田英介教授をモンゴル国立科学技術大学への表敬訪問及びモンゴル国における水質調査のため派遣(8月11日まで滞在)
平成16年9月1日 宮崎県海外技術研修員制度によりダワジャフ・プルダッシュ講師を外国人客員研究員として受入れ(平成17年3月18日まで滞在)
平成17年4月28日 川崎技術専門職員をモンゴル国立科学技術大学との風力発電機設置に派遣(5月8日まで滞在)
平成17年5月2日 剣田教授をモンゴル国立科学技術大学との自然エネルギー調査研究に派遣(5月8日まで滞在)
平成17年7月18日 濱田英介教授・森茂教授・金澤助手及び平原名誉教授をモンゴル国における水質調査のため派遣(8月2日まで滞在)
平成17年9月1日 宮崎県海外技術研修員制度によりアルタンスフ・ドルジゴトヴ助手を外国人客員研究員として受入れ(平成18年3月16日まで滞在)
平成18年7月15日 濱田英介教授・森茂教授をモンゴル国の水質及び土壌調査研究のため派遣(8月1日まで滞在)
平成18年9月1日 宮崎県海外技術研修員制度によりセルゲレン・ムンフバートル研究補助員を外国人客員研究員として受入れ(平成19年3月16日まで滞在)
平成18年9月23日 川崎技術専門職員を風力発電機の共同研究のため派遣(10月1日まで滞在)
平成18年12月21日 森茂教授をモンゴル国の大気及び土壌等の調査研究のため派遣(12月26日まで滞在)
平成19年7月25日 濱田英介教授・森茂教授・金澤助教をモンゴル国の水質及び土壌調査研究のため派遣(8月6日まで滞在)
平成19年8月7日  物質工学科濵田英介教授に名誉教授授与 
平成19年8月17日 川崎技術専門職員を風力発電機の共同研究のため派遣(8月27日まで滞在)
平成19年9月3日 宮崎県海外技術研修員制度によりダシュダバー・エルデネツェツェグ講師を外国人客員研究員として受入れ(平成20年3月12日まで滞在)
平成19年12月23日  森茂教授をモンゴルの大気分析調査のため派遣(平成19年12月28日まで滞在) 
平成20年9月1日  宮崎県海外技術研修員制度によりバツェツェグ・バトムンフ准講師を外国人客員研究員として受入れ(平成21年3月31日まで滞在) 
平成21年7月18日  森茂教授、濵田英介教授をモンゴル国の大気、水質、土壌等の調査研究のため派遣(平成21年7月29日まで滞在) 
平成21年12月21日  川崎技術長を風力に関する共同研究のため派遣(平成22年1月3日まで滞在) 
平成21年12月23日  森茂教授、濱田英介教授をモンゴル国の大気、水質、土壌等の調査研究のため派遣(平成21年12月29日まで滞在) 
平成22年7月24日  森茂教授、濱田英介教授、土井准教授、小原准教授をモンゴル国の大気、水質、土壌等の調査研究のため派遣(平成22年8月3日まで滞在) 
平成22年8月28日  川崎技術長を風力に関する共同研究のため派遣(平成22年9月3日まで滞在) 
平成22年9月22日  川崎技術長を風力に関する共同研究のため派遣(平成22年9月29日まで滞在) 
平成22年12月22日  森茂教授、濱田英介教授をモンゴル国の大気、水質、土壌等の調査研究のため派遣(平成22年12月29日まで滞在) 
平成23年2月16日  川崎技術長を風力に関する共同研究のため派遣(平成23年2月23日まで滞在) 
平成23年3月26日  川崎技術長を風力に関する共同研究のため派遣(平成23年4月3日まで滞在) 
平成23年6月5日  川崎技術長を風力に関する共同研究のため派遣(平成23年6月10日まで滞在) 
平成23年7月31日  森茂教授、濱田英介教授をモンゴル国の大気、水質、土壌等の調査研究のため派遣(平成22年8月7日まで滞在) 
平成23年8月11日  川崎技術長を風力に関する共同研究のため派遣(平成23年8月19日まで滞在) 
平成23年8月25日  川崎技術長、福田技術職員を風力に関する共同研究のため派遣(平成23年8月31日まで滞在) 
平成23年10月11日  川崎技術長を風力に関する共同研究のため派遣(平成23年10月16日まで滞在) 
平成24年3月3日  川崎技術長を風力に関する共同研究のため派遣(平成24年3月7日まで滞在) 
平成24年8月19日  川崎技術長、福田技術専門職員を風力に関する共同研究のため派遣(平成24年8月25日まで滞在) 
平成24年9月  宮崎県海外技術研修員制度によりガンチメグ・オトゴンバイヤー講師を外国人客員研究員として受入れ(平成25年3月まで滞在) 
平成25年3月17日  森茂教授、濱田英介教授を9高専連携事業の説明と今後の学術交流の打合せのため派遣(平成25年3月21日まで滞在) 
平成25年8月2日  岩熊准教授、杉本助教を9高専連携事業によるインターンシップ学生引率、共同研究打合せ及び現地調査のため派遣(平成25年8月13日まで滞在) 
平成25年8月29日  福田技術専門職員、川崎一般職員を風力に関するセミナー及び共同研究のため派遣  (平成25年9月4日まで滞在) 
平成25年9月   宮崎県海外技術研修員制度により、電気情報工学科にバドダライ・スク講師を受入れ(平成26年3月中旬まで滞在)  
平成25年12月21日  小原教授を9高専連携事業によるモンゴル国の各種住居の冬季温熱環境に係わる調査研究のため派遣(平成25年12月28日まで滞在) 
平成25年12月24日  本校建築学科とモンゴル科学技術大学土木・建築工学科との間で研究協力合意書締結 
平成26年3月27日  川崎一般職員を風力発電機に関する技術研究打合せのため派遣(平成26年4月1日まで滞在) 
平成26年6月15日
川崎一般職員をモンゴル科学技術大学と民間会社との風力発電機に関する技術研究打合せのためモンゴルに派遣(平成26年6月22日まで滞在) 
平成26年8月1日  岩熊准教授、杉本助教を9高専連携事業によるモンゴル科学技術大学への学生引率、共同研究打合せ及び現地調査のため派遣(平成26年8月8日まで滞在)。  インターンシップとして1名認定 学生6名都城、1名八代 
平成26年8月1日  9高専連携事業の推進に伴い、丁子(鹿児島)、伊東(沖縄)、桑原(都城)3名の校長と森茂(都城)教務主事がモンゴル国の各種住居の冬季温熱環境に関わる調査研究のためモンゴル科学技術大学を訪問(平成26年8月4日まで滞在)
平成26年8月2日  九州沖縄地区の9高専とモンゴル科学技術大学との学術交流覚書を締結
平成26年8月17日
川崎一般職員をモンゴル科学技術大学と民間会社との風力発電機に関する技術研究打合せのためモンゴルに派遣(平成26年8月22日まで滞在) 
平成26年8月
宮崎県海外技術研修員制度により、建築学科にボロルマ・ダンディンスルン講師を受入れ(平成27年3月中旬まで滞在)
平成26年11月16日  モンゴル工科大学からモンゴル科学技術大学に大学名が変更になったこと及び本校創立50周年を機に同大学長が来校したことから、同大学との交流協定を更新した。 
平成27年3月23日 東技術職員、川崎一般職員をモンゴル科学技術大学と民間会社との風力発電機に関する技術研究打合せのためモンゴルに派遣(平成27年3月27日まで滞在)
平成27年4月28日 杉本講師及び学生1名をモンゴル科学技術大学との集合住宅地区に関する共同研究等のためモンゴルに派遣(平成27年5月5日まで滞在)
平成27年8月4日 岩熊准教授、杉本講師及び学生7名を9高専連携事業によるモンゴル科技大での学生交流へ派遣(平成27年8月12日まで滞在)
平成27年8月13日 杉本講師を共同研究打合せ及び現地調査のため派遣(平成27年8月17日まで滞在)
平成27年9月20日 モンゴル科学技術大学との風力発電機に関する共同研究等のため、川崎一般職員をモンゴルに派遣(平成27年9月26日まで滞在)
平成28年7月24日 モンゴル科学技術大学との風力発電機に関する共同研究等のため、川崎一般職員をモンゴルに派遣(平成28年7月31日まで滞在)
平成28年8月1日 岩熊准教授、杉本講師及び学生10名を9高専連携事業によるモンゴル科学技術大学での学生交流のため派遣(平成28年8月9日まで滞在)
平成28年8月3日 モンゴル科学技術大学との共同研究及びオルホン川流域の金鉱山の環境調査のため、森茂教授及び濱田英介教授をモンゴルに派遣(平成28年8月10日まで滞在)
平成28年11月1日 リエゾンオフィス開所式及びモンゴル3高専視察のため、桑原校長、森茂教授、濱田英介教授、岩熊准教授、杉本講師、津浦技術職員及び学生2名をモンゴルに派遣(平成28年11月4日まで滞在)
平成28年12月5日 モンゴル国高等専門学校型教育に係る情報収集・調査のため、森茂教授をモンゴルに派遣(平成28年12月9日まで滞在)
平成29年3月1日 モンゴル科学技術大学との研究打合せ及び研究報告会のため、杉本講師をモンゴルに派遣(平成29年3月7日まで滞在)

学術交流に関する協定書

都城工業高等専門学校とモンゴル技術大学は、両校の教育及び研究の協力と交流を推進するために、ここに学術交流に関する協定を締結する。
 
1 両校は、相互の独自性と互恵平等の精神を尊重し、次の諸活動を行うことに努力する。
(1)学術資料、刊行物及び情報の交換
(2)教職員及び学生の交流
(3)共同研究及び教育活動の推進
2 前項の諸活動の具体化については、両校間で緊密に連携し、協議して実施にあたる。
3 この協定の実施に必要な経費は、各自が負担することを原則とし、協議によって決定する。
4 この協定は、両校の署名の日から効力が発生し、両校の協議によって変更、又は解消するものとする。
5 この協定書は、日本語及び英語で作成され、両文書は等しく正文である。
 
1995年3月1日

都城工業高等専門学校長
江藤 守總
 
1995年3月27日

モンゴル技術大学長
Badarch Dendeviin
情報公開責任者:校長